■顧客コミュニケーション意識が病んでいる
現在は不況とか景気沈滞とか、企業の方々からはそのような声が多く聞かれます。
しかし私には、単にお客様とのコミュニケーションを軽視してきた多くの企業が顧客にそっぽを向かれているだけにしか思えないのです。
DMや広告などの一方的な情報発信、望んでもないのに売り込みをかけてくる営業活動、顧客の注目を引くための安売り合戦…。そのような自社本位の長年にわたる一方的な攻勢が、お客様に単に飽きられてきただけではないかと思うのです。
お客様は、必要な製品やサービスは買おうと思っているのです。必要な情報は欲しいと思っているのです。
だから、お客様との良質なコミュニケーションを果たせないような企業だけが、お客様に無視されているのです。顧客コミュニケーション意識が病んでいるお店だけが、お客様の記憶に残らないだけなのです。
もっとお客様と語らうような意識は、欲しいものです。
■お客様ともっと問答せよ
会話は片方による一方的な発言のみでは、成立しません。
お客様と良質なコミュニケーションを取るためには、お客様との会話を作り上げていかなければなりません。
しかし、これまでの多くの企業が「売れればいい」と一方的なアピールだけを行なってきたため、その攻勢には顧客側も慣れてしまって、値引きやおまけなどのサービスを麻薬的に打ち続けることでしか顧客を振り向かせる術を知らないという事態に陥っています。
お客様と会話をするならば、うまく問答をする必要があります。
「クイジング」とは、クイズの理論を顧客コミュニケーションに応用したマーケティング戦略の一種です。
クイズというものはご存知のとおり、出題者と解答者によって成り立ちます。つまりこれは一種のコミュニケーションなのです。
ビジネスがコミュニケーションなのであれば、クイズの理論はそのままビジネスに応用することができます。その、クイズをマーケティングに活かす手法を「クイジング」と呼ぶのです。
■単純な問答だけじゃ、人は乗ってこない
クイズというと、誰でも簡単に作れると思いがちです。
しかし、実はクイズというものはそう簡単に作れるものではありません。一度作ってみると分かりますが、難しすぎる問題だと「そんなの知らないよ」と無視され、簡単すぎる問題だと「そんなこと今さら聞かれても」と馬鹿にされます。その出題に興味を持たせるためには、さまざまな企画の要素を必要とするのです。
また、自社に関係ある雑学を出題しようとすると、いったい自社に関係のある雑学の中で何がお客様の心に記憶してもらえるものか、どれがお客様の興味を一層引くものであるかを全て見つめなおす必要があります。
つまりクイジングとはPR戦略の一つでもあり、クイジングを通して自社のPR要素は何であるかを客観的に見つめなおすことができるのです。
クイズプロデューサーとは、そのクイズ企画の制作をお手伝いしたり、カウンセリングで何をPR要素にするべきかを考えてあげる職業です。
「クイズプロデューサーが制作を全てやればいいじゃん」と思われがちですが、PR要素を自らつかむためにも、自分たちでクイズは作らなくては意味がありません。クイズプロデューサーが作るのは簡単にできますが、例えば酒類メーカーならお酒のクイズは自分たちで作れなければプロとは言えません。衣類メーカーなら衣類に関するクイズは自分たちが分からなければプロと見られません。
クイズは自分たちの口からお客様に伝えるのが一番なのです。
■クイジングは社会的意義を持つ
クイズのもう一つの利点は、何か物事を「分かりやすく楽しく伝えることができる」ということです。
ただ単に一方的な情報発信や情報羅列では、お客様は見てくれません。そこにクイジングを使って「答えさせる」という企画要素を持たせることで、お客様と問答を行い、分かりやすく理解させることができるのです。
単に「アンケートに答えて下さい」とお願いするよりも、上手にクイズを設定して「クイズに答えてみませんか」と持ちかけて答えさせたほうが、回答率が爆発的に上がることが分かっています。
「分かりやすく楽しく伝えること」というのは、お客様にとっても社会にとってもとても意義のあることなのです。社会的意義があることは、お客様の評判と信頼を得やすいし、またマスコミにも取り上げられる率が非常に高くなります。
単に企業名や商品名を答えさせる「クイ○ング」といった出題よりも、お客様のためになるような問いかけの仕方を工夫すれば、必ず世の信頼を得ることができます。分かりやすい情報源には、信頼が集まるものなのです。
クイジングは、お客様の評判と信頼を集め、マスメディアに取り上げられるような社会的意義を持つことにとても有用なのです。
クイジングの販促部分についての具体的な理論は「販促クイジング」にまとめました。
「販促クイジング」はおかげさまでかずかずのマスメディアにも紹介され、数百社もの企業様に導入頂きました。本当にありがとうございます。
その使い方等については、メルマガや講演を通して様々な方に伝えております。
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